携帯キャリア各社対応Band、簡易的まとめ
旧稿で楽天モバイルについて書きましたが、ここで各MNOキャリアの対応Band(周波数)について簡潔にまとめていきたいと思います。SIMフリー端末購入時等に端的に知りたい方向けにまず対応Bandをまとめて書き、その後少し詳しい説明を行います。
主要Bandを赤色、プラチナバンドを緑色、その他を黒色の文字にしています。
[DOCOMO]
Band1 Band3 Band19 Band21 Band28 Band42
[Softbank]
Band1 Band3 Band8 Band11 Band28 Band41 Band 42
[au]
Band1 Band3 Band11 Band18 Band26 Band28 Band41 Band42
[楽天モバイル]
Band3 Band18
Band1は楽天以外が使用している主要周波数で、2GHz帯の高速回線となります。また準主要回線としてBand3を使用しているキャリアが多く、補助的な役割を果たしています。海外でもBand1、3を使用しているキャリアが多いため、海外スマホを購入した際ほぼ確実に対応しているBandだと言えます。なお楽天はBand3を主要回線としていますが、現在エリアカバー率が都市部のみとなる為注意が必要です。
上で緑に色分けしたBandは各社プラチナバンド(800MHz)となっており、地下や山間部など通常は電波が届きにくい所をカバーする重要な周波数となっています。私が住んでいる四国など、地方ではこの帯域が主力とされている所も多いです。特にauは他社と比べBand1のエリアカバー率が低く、Band18(auのプラチナバンド帯域)の使用率が高いためau回線をご使用の方でSIMフリー端末を買われる方は対応確認をよく行って頂きたいと思います。
黒字で色分けしたBandはキャリアアグリケーション用や実験的周波数など補助要素が強いです。
今更の事ではあるのですが、安価で購入できるSIMフリー端末や白ロム端末の認知度が上がってきており、それに関するトラブルが増えているように思います。
携帯電話の機種対応情報は煩雑である事が多くつい詳しく調べる事を怠ってしまうのですが、キャリア各社が打ち出しているプランと共に、しっかりと情報を検索して頂き、比較検討して頂ければと思います。